【簡単解説】月の質量の求め方は?【3分でわかる】

物理学

月の質量を急に求めたくなったあなたに。

3分で簡単に説明します。

月の質量の求め方

万有引力の法則を使います。

ここでは月の軌道は円だとして、

月が地球の軌道上にいるということは、

遠心力と万有引力が等しいということなので、

{\displaystyle mr\omega ^{2}=G{\frac {mM}{r^{2}}}}
遠心力 = 万有引力

M:主星の質量
m:伴星の質量
G:万有引力定数
ω:角速度
r:軌道長半径

角速度は、

$$ω=\frac{2π}{r}$$

なので、

代入すると、

$$\frac{r^3}{T^2}=\frac{G(M+m)}{4π^2}$$

になります。

T:公転周期

これが、ケプラーの第3法則(惑星の公転周期の2乗は、軌道長半径の3乗に比例する)です。

そして、

月の公転周期は観測したら分かります(27.3地球日)。
参照)https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%88

万有引力定数Gは観測したら分かります(6.67430(15)×10−11 m3 kg−1 s−2)。
参照)https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%81%AE%E5%AE%9F%E9%A8%93

地球の質量、軌道長半径も求められます。(下記記事参照)

なので、

mについて解けば月の質量が求まります。

月の質量は7.347673 ×1022 kgです。

参考

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