宇宙に関する資格・検定は2019年現在下記の3つがありました。
- 天文宇宙検定
- 星空宇宙天文検定
- 星空案内人
それぞれご紹介します。
天文宇宙検定
(一社)天文宇宙教育振興協会が主催しており、2011年10月に第1回検定が行われて以降、毎年10月初旬に検定が行われています。
また、検定は下記の地域で受験可能です。
試験場所(2019年時点)
札幌・仙台・小松(石川県)・東京・茅ヶ崎・名古屋・大阪・岡山・福岡・名護
受験者の中から成績優秀者には双眼鏡やポインターなどの特別なプレゼントもあるようです。
受験料
- 1級 6,300円(税込)
- 2級 5,800円(税込)
- 3級 4,700円(税込)
- 4級 4,200円(税込)
出題形式
すべて4択のマークシート形式です。
- 1級 40問
- 2級 60問
- 3級 60問
- 4級 40問
出題のレベル
- 1級 天文宇宙博士 : 理工系大学で学ぶ程度の天文学知識を基本とし、天文関連時事問題や天文関連の教養力を試したい方を対象
- 2級 銀河博士 : 高校生が学ぶ程度の天文学知識を基本とし、天文学の歴史や時事問題等を学びたい方を対象
- 3級 星空博士 : 中学生で学ぶ程度の天文学知識を基本とし、星座や暦などの教養を身につけたい方を対象
- 4級 星博士ジュニア : 小学生が学ぶ程度の天文学知識を基本とし、天体観測や宇宙についての基礎的知識を得たい方を対象
公式サイト: http://www.astro-test.org/
星空宇宙天文検定
一般社団法人星空宇宙天文検定協会が主催しており、毎年8月下旬に検定が行われています。
また、 検定は下記の地域で受験可能です。
試験場所(2019年時点)
東京・大阪
受験料
- 1級 5,700円(税込)
- 2級 4,700円(税込)
- 3級 4,200円(税込)
- 4級 3,700円(税込)
- 5級 3,200円(税込)
出題形式
選択肢から選ぶ択一問題や記述問題があります。
出題のレベル
おもに星空観察・観測 / 星・宇宙 / 宇宙開発・探査 / 宇宙観の歴史 / 星と生活に関する問題が質題されます。
- 1級 星空初心者のスタートレベル:最近学び始めた方
- 2級 星空愛好者の必要レベル:一通りの基本知識をお持ち方
- 3級 星空愛好者の目標レベル:基本内容を理解し、応用のきく方
- 4級 星空エキスパートの必要レベル:深い知識を持ち、基本内容は解説もできる方
- 5級 星空エキスパートの目標レベル:深い理解のもとに解説や指導ができる方
公式サイト: https://www.hoshiken.org/index.php
星空案内人
星空案内人資格認定制度運営機構が主催しており、日本全国の天文台や科学館で検定を受けることができます。
開催時期や場所はさまざまで公式サイトにて確認ができます。
公式サイト: https://sites.google.com/site/hoshizoraannaishikakunintei/where
星空案内人になるためには、天文学の知識、 星座探しや小望遠鏡による観察の技能、 星座物語など文化に関する知識といった星空や宇宙の楽しみ方に関わる知識や技能を必要とします。
資格取得までの流れ
講座を開催している施設で講座を受け、そのあと試験に合格し単位認定となります。
講座は下記のように必修科目と選択科目に分かれています。
必修科目 | 選択科目 |
「さあ、はじめよう」(講義) | 「宇宙はどんな世界」 (講義) |
「望遠鏡のしくみ」(講義) | 「星空の文化に親しむ」 (講義) |
「星空案内の実際」 (実技) | 「星座をみつけよう」 (実技) |
「望遠鏡を使ってみよう」 または 「プラネタリウムを使ってみよう」 (実技) |
資格は準案内人と星空案内人の2段階になっており、各資格に必要な講座の受講、または単位の認定がされると資格取得となります。
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