地球の大きさを急に求めたくなったあなたに。
3分で簡単に説明します。
目次
地球の大きさの求め方

地球上の2地点で太陽光が地面に差し込む角度を観測します。
そして、それら角度の差と2地点間の距離から地球の大きさを求めることができます。
つまり、
2地点の太陽光の入射角の差 / 360° = 2地点間の距離 / 地球の外周
が成り立ちます。
約2,200年前にギリシャの数学者エラトステネスが、上図のSyeneとAlexandriaにて太陽光の入射角を測量し地球の大きさを推定したとされています。
当時の測量によると、SyeneとAlexandriaとの距離は約925kmであり、太陽の入射角はSyeneでは0°(夏至の日に測った)、Alexandriaでは7.2°でした。
これらの情報から、
7.2°/ 360° = 925 km / 地球の外周
が成り立つため、
地球の外周 =46,250 km
となります。
*2地点間の距離と太陽光の入射角をより正確に測ることで、より正確な結果が得られます。
*ちなみに、実際の地球の外周は約40,000kmです。
地球は自転の遠心力によって回転楕円体という形状であり、地表も陸地では多少の凹凸があります。そのため完全な球体ではありません。
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参考までに①
地球の大きさの求め方をわかりやすく解説している動画です。
参考までに②
中学入試でも地球の大きさを求める問題が出題されています。
(4分18秒より)
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