【簡単解説】グレートフィルターとは?【3分でわかる】

【簡単解説】グレートフィルターとは?【3分でわかる】 宇宙全般

グレートフィルターという言葉を知っていますでしょうか。

人間がいまだ地球外生命体に出会えていない一つの理由として取り上げられることもある非常に面白い仮説です。

ご紹介します。

グレートフィルターとは?

グレートフィルターとは、生命が進化していく過程で超えることがすごく難しい壁のことを言います。

下の図をご覧ください。

GIZMODE

緑の線が左から右に進むほど生命が進化していきます。

黄色い線は急激な進歩を表しています。例えば人間が火や道具を使えるようになったなど。

そして赤い線がグレートフィルターを表しています。

ここを超えられる生命はほとんどありません。

宇宙人はなぜいないのか?

宇宙には何千億もの銀河系があり、太陽系がある銀河系だけでも5000億もの惑星があり、さらに地球に似た惑星は何億もあると予想されています。

この状況だと地球外生命体がいる可能性も高そうですが、今まで人間はなにも発見していません。

この宇宙人がいそうでいないという状況をフェルミパラドックスといいますが、この謎の一つの理由がグレートフィルターと考えられています。

つまり、グレートフィルターを超えられないため、この広い宇宙には人類以外に生命体がいないということです。

グレートフィルターの具体例(仮説)

具体的にグレートフィルターとは何なのか考えてみます。

  • テクノロジーによって自らの惑星を滅ぼしてしまう。
  • 強力な宇宙文明によって発展してきた文明が滅ぼされてしまう。

前者は、例えば、核戦争が起きたり、AIに滅ぼされたり、環境破壊だったり、テクノロジーが発展してその結果絶滅してしまうという流れです。

後者はもっと恐ろしいですが、ある程度発展した文明は宇宙の超巨大な文明に危害を加える可能性があると考えられ滅ぼされるという流れです。

他にも天体衝突などいろいろあるかもしれませんが、いずれにしても好ましくないものばかりですね。

パターン①:人類がこれからグレートフィルターに到達する場合

あまりよくないパターンです。

人類よりも先に発展し、すでに滅んだ文明があるということです。

そのグレートフィルターによって地球外生命体は地球とコンタクトできる文明になる前に滅んでしまうというわけなので、人類が宇宙進出していく過程のどこかにグレートフィルターがあり人類はそこで滅ぶということになります。

パターン②:人類がすでにグレートフィルターを通過している場合

こちらは良いパターンです。

人類が発展してきたどこかにグレートフィルターがあり、他の生命が超えられてきていないという状況です。

つまり、人類は一番乗りでグレートフィルターを超えたかもしくはかなり早い段階で超えており、人類よりも進んだ文明がないという状態です。

まとめ

グレートフィルターをすでに人類が超えてきている場合は、地球外生命体はほとんど存在せず、生命体が生存できる生命体のいない惑星がたくさんあることになります。

逆に、地球外生命体がこれからたくさん見つかれば、人類はグレートフィルターよりも手前にいる可能性が高くなり、これから人類は滅亡に向かっているかもしれないということです。

参考までに

もっとグレートフィルターについて知りたい方はこの動画がおすすめです。

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