【簡単解説】フェルミパラドックスとは?【3分でわかる】

【簡単解説】フェルミパラドックスとは?【3分でわかる】 宇宙全般

フェルミパラドックスという言葉を知っていますでしょうか。

1950年にエリンコ・フェルミという物理学者が指摘して広まった問いで、いまでもわからないことだらけの面白いパラドックスです。

紹介します。

フェルミパラドックスとは?

フェルミパラドックスとは、138億年という宇宙の年齢と膨大な恒星の数から考えて地球外生命体がいる可能性が高いのに、人類がまだそのような文明を発見できていないという矛盾のことです。

宇宙はビッグバンから始まり138億歳と考えられています。

観測可能な宇宙の直径は900億光年。

そして、宇宙には少なくとも1兆の銀河系があり、それぞれの銀河系に1兆個の星があります。

惑星の数も多く、生命が住める地球に似た惑星もたくさんあります。

しかし、いまだ人類は地球外生命体を発見していません。

文明には3つのレベルがあり、最もレベルの高い文明では太陽のような恒星の間も行き来でき、銀河系すべてを植民地化しエネルギー源にできると考えられています。

そのレベルの文明が存在する場合、地球に何かしらコンタクトをとってきてもおかしくないように感じますが、まだありません。

ではなぜ発見していないのか。

地球外生命体がいる場合

地球外生命体が存在しているのに発見できていない理由を考えてみます。

地球に到達しているが発見していない

  • 人間が見れない・感じられない姿をしている
  • 人間から隠れている
  • 人間の姿をしていてわからない
  • デジタルで生きている
  • 別の次元にいる
  • 政府によって公表が禁止されている

などなど

過去に地球に到達したが最近は到達していない

  • ピラミッドなど地球にある遺跡が古代宇宙人の痕跡
  • 人類は古代宇宙人の子孫

などなど

何らかの制限で地球に到達していない

  • 文明が成長していくとテクノロジーによって自らを滅ぼしてしまう
  • 宇宙の法律によって未開拓の惑星を保護するようにしている
  • 宇宙人は惑星間の移動や宇宙人同士の接触を好まない
  • 地球に来れるほどテクノロジーが発達していない
  • 地球に来ることはどんなにテクノロジーが発達しても難しい

などなど

地球外生命体がいない場合

地球外生命体が存在しない場合は発見することはできないですが、ではなぜいないのか。

  • 地球、そして人類がかなり珍しい
  • 人類の次の生命体がまだ生まれていないだけ
  • この世界がシミュレーション

などなど

まとめ

長い宇宙の歴史の中で人類が通信技術を発展させてきたのは数百年の話ですし、インターネットなんて数十年ですし、宇宙の観測技術はまだまだこれからというところでしょうか。

そういう意味では宇宙には地球の人類ほどのレベルの生命体はいるけどお互いに観測できないと考えるのが個人的には最も確率が高そうな気がしています。

そもそも生命体の進化には大きな壁があるというグレートフィルターという仮説もあるのでなんともですが、観測技術が高まってデータがこれからたくさん集まっていくと思うので、どんどんいろんなことが明らかになりそうです。

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