夜空に見える星ですが、星にもいくつか種類があります。
- 何が違うの?
- 特徴は?
- どれが多いの?
ご紹介します。
恒星・惑星・衛星の違い?
星には大きく分けて恒星・惑星・衛星という3種類あります。(細かく分けるともっとあります)
簡単に説明すると、
- 恒星:自ら光を発している星
- 惑星:恒星の周りをまわっている星
- 衛星:惑星の周りをまわっている星
という風に分けられます。
身近なところだと、太陽は恒星、地球は惑星、月は衛星です。
また、夜空に光っているたくさんの星のほとんどは恒星です。
恒星・惑星・衛星の特徴
恒星
- 地球から見てそれぞれの恒星の位置関係は変わらない→星座を構成する
- 太陽系がある銀河系だけでも1000億個以上ある
- 太陽系には恒星は太陽の1つのみ
また、
- 恒星の主成分は水素やヘリウムなどのガス
- 核融合反応(軽い原子が融合して重い原子になること)によってエネルギーを生み出す
- 中心から表層にかけて密度と温度が下がっていく
という特徴があり、この核融合反応が起こるためには大きくて重い天体である必要があるので、恒星は惑星や衛星と比べても大きくて重い星がほとんどです。
さらに、恒星によって表面温度が違い、それにより表面の色も違っています。
惑星
- 太陽系では惑星は8つ(水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星)
- 恒星に次いでその恒星系で比較的大きく、自重力により球体である
- その惑星の軌道周辺で一番大きい天体
- 太陽以外の恒星を回る惑星もある
また太陽系では惑星は、岩石や金属を主成分とする「地球型惑星」、ガスを主成分とする「木星型惑星」、氷を主成分とする「天王星型惑星」に分けられます。
ちなみに、惑星の定義は現在もあいまいなところがあります。
衛星
- 太陽系の惑星を回る衛星は150個以上
- 現時点で地球、火星、木星、土星、天王星、海王星に衛星があることがわかっている
- 人間が打ち上げるのは人工衛星
また、惑星の重力により衛星の重心が惑星に寄ることで、惑星に対して同じ面を向けて公転する衛星が多いです。
主な恒星・惑星・衛星
まずは太陽系に関して、
恒星は太陽のみです。
惑星と主な衛星は下記にまとめてみました。
惑星名 | 主な衛星名 | 衛星数 |
水星 | ー | 0 |
金星 | ー | 0 |
地球 | 月 | 1 |
火星 | フォボス、ダイモス | 2 |
木星 | イオ、エウロパ、ガニメデ、カリスト | 79 |
土星 | タイタン、レア、ミマス | 65 |
天王星 | チタニア | 27 |
海王星 | トリトン | 14 |
次に太陽系外の天体に関して、
恒星は光を発しているため観測がしやすくたくさんの恒星が発見されています。
- 太陽の次に地球に近い恒星:プロキシマ・ケンタウリ(ケンタウルス座V645星)
- 最も大きい恒星:たて座UY星
- 最も重い恒星:R136a1
- 最も温度が高い恒星:おとめ座NY星b
- 地球から見て太陽の次に明るい恒星:シリウス(おおいぬ座)
*すべて現時点で観測できる範囲での情報です
太陽系外惑星も比較的観測がしやすく、現在4000個以上の太陽系外惑星が発見されています。
衛星は恒星や惑星に比べると観測が難しく、現在太陽系外衛星として確定している天体はないです。
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