白色矮星について急に知りたくなったあなたに。
簡単に説明します。
白色矮星とは?
質量が太陽の8倍以下の恒星が、その寿命の晩年に形成する天体です。
宇宙の恒星の97%は白色矮星としてその生涯を終えます。
英語ではWhite Dwarf。
太陽の8倍以上の質量の恒星は、その寿命の最期に超新星爆発を起こしますが、それは少数派ということですね。
どのようにできる?
恒星の質量によって形成のされ方に少し違いがあります。
太陽の約46%~800%ほどの質量の恒星の場合
核融合が進むにつれ赤色巨星へと変化しき、恒星の外層部は宇宙空間へ半分以上も放出され、惑星状星雲を作ります。
恒星の中心部に残っている核融合を終えた天体が白色矮星です。
太陽の約8%~46%ほどの質量の恒星の場合
水素からヘリウムへの核融合を終えると、ヘリウムが核融合を起こすほど高温でないため、そのまま白色矮星に変化していきます。
このサイズの恒星は赤色矮星と呼ばれ、宇宙全体の恒星の中で約70%を占めています。
太陽の質量の約8%以下の天体は褐色矮星と呼ばれ、温度が十分高くないため核融合によるエネルギーを生み出せません。
特徴は?
一般的な白色矮星は、大きさは地球程度で、質量は太陽の半分程度の天体です。
かなり密度が高く、例えるならスプーン一杯で車1台の重さくらいです。
また、もともとは恒星の中心部であったため非常に高温の天体ですが、核融合によって新たなエネルギーが生み出されないため、時間が経つにつれて温度が下がり明るさも暗くなっていきます。
最終的には黒色矮星になると考えられています。
最期に
白色矮星はエネルギー放出がかなり安定しています。
そして、永遠と言っていいほど長い時間エネルギーを放出すると考えられています。
白色矮星の周辺の惑星に住んだり、白色矮星をエネルギー源として利用したりすることは、未来の人類にとっては結構理想的であり得るかもしれないですね。
参考までに
下記の動画が参考になります。
Source: Wikipedia/天文学辞典/宇宙ヤバイch
thumbnail image: Wikipedia
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