褐色矮星について急に知りたくなったあなたに。
簡単に説明します。
褐色矮星とは?
質量が太陽の1%~8%ほど(木星の13倍~75倍ほど)で、核融合反応は起こるが短期間でその反応が止まってしまうため、恒星にも惑星にも当てはまらない天体です。
恒星の中心部では軽水素の核融合反応が起こっていますが、褐色矮星は軽水素の核融合が起こるほど高温ではありません。
しかし、褐色矮星では軽水素よりも低温で核融合を起こす重水素が核融合を起こしているため、惑星には分類されません。
そして、重水素は非常に少量のため短期間で核融合が止まるため、恒星にも分類されません。
英語ではBrown Dwarf。
どのようにできる?
ほかの恒星と同様、星間雲から原始星となりますが、低質量のため核融合が起こらず、そのまま冷えていきます。
特徴は?
下記3点が主な特徴です。
- 核融合は起こるが持続しない(恒星ではないが惑星でもない)
- 褐色ではなく赤やオレンジ、マゼンタ色
- 明るく見えない
褐色矮星の定義についてはまだ議論の余地があります。
最後に
褐色矮星は発見されたのが比較的新しいから分かっていないことが多いけど、大質量天体よりも低質量天体のほうが多いことを考えると数はたくさんありそう。
褐色矮星系に住むのはちょっと可能性低そうだけど、今後の研究に期待。
個人的には白色矮星が今後の宇宙の生命体にとって重要になると思う。
参考までに
下記の動画が参考になります。
Source: Wikipedia
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